2009年8月24日月曜日

’つき’をはなす

マージャンであまりに勝っていると、自分から’つき’をはなすということを聞いたことがある。

大勝から負けるときに、うまく適度に負けることができないことを防ぐ=大負けを招くことをさけるためなのではないかと思う。この感覚は分かるような気がする。調子がよくて、あまりに相場に入れ込んでいると、ふーっと大きく負けるようなめぐり合わせがある。

一度だけこれを経験した。月半ばで益が大台にのったあたりだった。自分が下がると思って大きくショートにしていた時に、うまいお客さんたちが売ってきたのだが、市場でカバーしにいっても買いがひかなかった。そういう時は普通は「おかしい買いが強い」と、ポジションを減らしたりするのだが、その時は余程自信があって、いい筋のお客さんも下げるとみているからだったのか、減らすことをしなかったら、市場が上がり出して、益を半分強減らしてしまったことがある。

あまりに益を出そうとすると、また益がでていると、最低限必要な怖い感覚が自ずとそがれるということなのかな思う。知らぬ間に微妙にバランスが崩れるのかなと思う。負ける感覚から一瞬遠のくというか、だから一瞬、いつもしているなるべく離れないところでの損切りのタイミングを逃すようなことを招いてしまい、離れ始めてから気づいても、今度は怖い感覚をグリップできずにまた離れてしまい、速い相場だとあの時のようなことが起こるということなのだろう。それ以降はあまりに入れ込むことはしないようになったような気がするし、たぶんそれで正解なのだ

外為どっとコム  高野由美子レポートについて 

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