2009年8月22日土曜日

ご質問「相場分析について」

私がなぜ今3円あたりまでの動きについていこうとしないかというと、その値幅までの利益の追求は仕事としていやになるほどやったからです。今は、パターン分析の追及に絞っており、挑戦の意味もあってあえて大きな動きを捉えようとしています。
ご質問ですが、パターン分析はチャートのパターンのみです。分析の検証の日々チェックでは、パターンから離れて、ニュートラルな見方も同時に行っています。ニュートラルに見ると、こういう見方もできるということで、それも考慮にいれながら、動きをチェックしているということです。
さて、値動きにはすべてが反映されるという考えで分析していますから(他のファクターも全部含まれている前提)、ダブらせることはしないということです。
ファンダメンタルは、経済の数字などもディレイが多いですし、経済の専門家でも今の本当の姿を捉えることは不可能なのではないかと思うので、為替のディーラーがそんなことをしても意味がないと思っています。ただで見れるニュースをチェックする程度はしていますが、経験からそれで十分と感じます。
経済指標は雇用統計と、FOMC時は振れることもありますが、ほとんど気にしません。トレンドに沿う方向なら単に正しい動きということができるし、逆ならまた軌道修正してくるはずと考えます。また株次第というひとが大勢いますが、そんなら株を研究すればいいじゃないかと思いますし、私的にはナンセンスですね。局面によって、株価を反映しているように見えることもあるしそうでないこともある、大きな株の流れもドル円のパターン分析の中に含まれ、あらわれると自分では考えています。
ポジションの傾きですが、それが私のパターン分析の基本で、同じ形ということは、ポジションの傾きが同じになっている可能性が高いという考え方です。ですから、考慮していないのではなく、チャートにあらわれているということで、それを読み取って、流れにのろうとしているということです。
これらは今までにも、どっとコム社の特設ページや、私の為替情報などで書いてきていると思ったのですが、伝わってないかもしれないですね。折に触れ、リマインドしていきたいと思います。ご質問ありがとうございました、こちらが勉強になります。

外為どっとコム  高野由美子レポートについて 

http://www.gaitame.com/info/takano.html