2009年8月14日金曜日

「ヘッジの意味」

パターンの予測軌跡にそった動きの中で、狙ったいったんのディップ(押し目)などで買い戻す場合は、いったんの利食いという言い方をしますが、そういった本来の利食いではなく、まだターゲットは達成していないが、波の捉え方が間違っている可能性がある場合や、パターンからはずれた兆しが見えた場合に(想定以上の反転のリスクが見えた時)、少し買い戻してリスクを減らすことを言っています。反転のリスクに対応しているわけです。

そうして様子を見ているわけですが、最初の見方が正しくて、一時的な伸び縮みにすぎなかったと判断したら、’すぐに売り戻す’用意をしている一時的な買いという意味でヘッジといっています。ですから、かなり危険だなと見て行うことで、安易にはやりません、(上買い、下売りで)コストを悪くしやすいからです。
一方、残念ながらパターンからはずれて、最終的に読みが間違っていた場合などは、そのヘッジを行っていたことで下で買えた分があるから、トータルの損切りのコストが改善されます。

ですから、パターン分析をしてあとはただターゲットと損切りを待つのではなく、その見方が正しいのかどうかを毎日「日々チェック」によって検証して、危険だなと思ったらヘッジを入れるわけです。利食い圏に入ってから、そのまま何もせずにマイナスの世界に入るのは、ばかばかしく一番気をつけていることのひとつです(からヘッジは大きな武器といえます)。


外為どっとコム  高野由美子レポートについて 

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