2009年8月16日日曜日

桝添氏のスピーチ

物事に真剣に取り組んでいる人の言葉には力がある。この前、スタバで分析をした後、買い物をしようとスーパーに足を向けたら、偶然路上で桝添さんのスピーチに出くわした。まさに、ひとことの冗談をさしはさむ間もないほどの、中身の詰まったスピーチだった。

私が聞いた部分は、主に少子化問題に対する彼の考え方と、現状を改善するためにすでに改革したことなどで、聞いていたら、涙が出てきて、自然に発せられる言葉にうなずいていたのだが、ふと周りを見回すとそんな人もみあたらず、写真をとっていたり、ああ桝添さんだと見ているような人が多かったような気がする。でもきっと、この人はすごい考えているし、やる気もあるなと感じた人もまた大勢いたのではないかと思う。

年金問題で周りでいろいろ言う人がいるが、批判するのはいつでも簡単だ。たぶん現場では様々な問題にぶち当たってなかなか改革をしてくのが難しいのは想像がつく。しかし、その中で精一杯やっている彼の姿は目に浮かんでくる。

私は、今の日本の政治には公僕の思想がかけていると感じていたから、だれがなっても同じじゃないのと選挙にも行く気にならないのだが、ひさびさにこの人になら任せたいと思わせられた。あのスピーチには、そう思わせるだけの気迫がこもっていた。決して自分を守ろうとする危機感や、自分が偉くなりたいという思惑からの言葉ではなく、これからの日本をよくしていきたいという想いが伝わってきた。政党ではなく、人物に目を向けたい。