2009年9月23日水曜日

おしゃれ道5

きのう白州正子の番組を見ていた。正子の晩年のおしゃれは興味深かった。どんどんどんどん追求していくと、だんだんうわべのことはどうでもよくなるのではないか。高価なものだとか、だれだれのドレスとか、「美」の一文字の前では意味をなさない。

おしゃれの究極はかっこよく見えるとかは関係ない。もうその時点で媚をうっている。周りから着こなしているなど言われてもあまり関係がない、ああそうなんだと思うだけ。

それを身に付けて自分が高揚するか、自分にしっくりなじむかどうか。またそのものに敬意がもてるかどうかは結構重要。工夫をかさねてきた作り手の顔が見えるようなもの。「これ私が精魂こめて作ったものなんですけど、いかがでしょうか?うーん、なかなかいいんじゃない。」のような、作り手との対話が楽しめることがいい着心地ということ。

外為どっとコム  高野由美子レポートについて 

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